I am probably was wrong about the news on Takasago yesterday. It might be It’s Firmenich. Many rumors are circulating in the secretive industry. It’s simply fun to speculate on the rumors. The Givaudan kingdom is in turmoil (this is almost certain), and what I’m hearing seems to be the beginning of a bigger story.

Firmenich may be the one laughing in the end, but many people there, including Jacques Cavallier and Annick Menardo, must have been in tears to see Thierry Wasser leave Firmenich earlier this week.

Thierry, Google your name. This is for you.

Thierry Wasser
Thierry Wasser
Thierry Wasser

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高砂が新しい調香師を獲得したというのニュースは誤報でした。この数日間、主に世界のトップレベルの調香師達の間でいろいろな噂が飛び交っています。2006年の秋にクェスト社を買収し、世界最大の香料会社となったジボダンが、この先も何人かの調香師を失うことになる模様。すでにジボダンからフィルメニッヒに2人の調香師が移籍することになっているようですが、その他に数名の有名な調香師達の今後の動向についていろいろな噂が流れています。高砂がこの機に乗じて何かの動きを見せてくれると、今後の香水業界のビジネス展開が面白くなると思うのですが…

さて、先に述べたようにフィルメニッヒの調香師ティエリー ワッサー(Thierry Wasser)が、ゲラン(Guerlain)の調香師、つまりあのジャン ポール・ゲランの後任になるというニュースには驚かされました。ゲランが正式な発表をするまでにはまだ時間があるので、詳しい話はひかえておきますが、1年程前にLVMH社が(ゲランの親会社)がティエリーにアプローチしたという話を聞いていましたから、かなり慎重な話し合いが進められたものと思われます。ティエリーのパワフルで飛び切りイカした調香のスタイルを思うと、ゲランの今後が楽しみで仕方がありません。

Written by:

A sculptor living in New York

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