フランク・ブラックのアブストラクト・プレインという曲に因んだタイトルが付けられた第二章は、都市空間の中で型にはまらない創造力に富んだ建築に焦点を当てるという内容の短い序文で始まる。都会の窮屈さから自由になり、「飛行機」というよりはむしろ鳥にでもなって、自由に空を飛び回りたい気持ちを込めたかったのだろう

第一章の事を書いた時のように、この章に登場する日本の建築事務所の作品をリストアップするつもりでいたが、余りに日本の建物ばかりなので食傷気味になってしまった。今時の日本の小学生の算数のレベルは知らないが、第二章を眺めているうちに、一昔前の、算数や幾何の大変によくできる小学生達を思い出した。

この章は、自由というものを追い求めているように見えることが、実は全く逆に、新しい制約とか拘束ということの現れに過ぎないということを示しているような気がしてならない。所詮我々は、現代都市に存在する多種多様なスタイルとか価値観に囲まれた、同じ穴の狢に過ぎないというのは言い過ぎだろうか?

何はともあれ、曲の好き嫌いは別として、アブストラクト・プレインの歌詞はなかなか良い。

I’ve had it with this town
I never saw those shifting skies
I never saw the ground
Or the sunset rise
I want to live on an abstract plane

I’m building a frame
A place to put my ten-yard stare
Thinking of that paint
Painted in plein-air
I want to live on an abstract plane

I need a new adress
I want some new terrain
Is it north or south?
I want to live on an abstract plain

I could sit on the roof
On top of that abstract house
See my abstract view
An abstract mouse
I want to live on an abstract plane

I need a new adress
Tell me I’m not insane
Is it up or down?
I want to live on an abstract plane

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