「ローズ・ガーデン」や「リンズギャラリー」も含め、安藤忠雄の初期の作品の中には、今でも大好きなものが多いのだが、「光の教会」は好きになることができなかった。数年前に『光の教会―安藤忠雄の現場』を読む機会があった。安藤氏の声や口調がそのまま聞こえてくるようで多いに楽しみながら読めたし、氏の建築への取り組み方が懐かしくも思えたが、本の題材となった「光の教会」は相変わらず好きになれない。

一言で言うと、十字架が滑稽なくらい露骨なのだ。安藤氏は、他にも十字架の引っ付いた作品をその後設計されているようだが、どれも良くなさそうだ。ま、これは、外国人に良い日本の寺が建てられるわけがない、というようなことと同じレベルの無責任な話なので、ここで止めておくことにする。

さて、チリの建築家が、こんな教会を紹介してくれた。送られてきた数枚の写真と資料を見て、すっかり気に入ってしまった。機会があれば、ここでミサにあずかりたいものだ。

明日は、この教会の写真などを御紹介する。