Courtney Cox and David Arquette listed this well known Segel House by John Lautner for 33.5 million dollars in spring 2007, and it was sold for $27,250,200 a few months later to Jamie McCourt, the former CEO of the Los Angeles Dodgers. The house right next to it (coming up next, tomorrow) is now on the market for 29.5 million dollars. The small community on Carbon Beach, Malibu might be the most expensive beachfront property in the US. This cannot be verified, nor can it be proved, but Carbon sure is “Billionaire’s Beach.”

There are some stylish, modern and extremely expensive houses from different decades along Pacific Coast Highway in Malibu, and this one sure has stood the test of time. But is the house worth near 30 million? I guess one is not going to pay such amount of money for a residential architecture on Carbon Beach, the money is paid for the aura of the area, which most of us don’t even know what it is. Or, maybe, some can feel a whiff of magic in the opening scene of American Gigolo, the movie which made Giorgio Armani what he is today (in my opinion, of course).

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上の写真は、女優コートニー・コックスと俳優のデヴィッド・アークエットが住んでいた家。建築ファンの間では、ジョン・ロートナーの後期の作品として『The Segel Residence』という名前で良く知られている。3年前にコックスとアークエットが、この家を売りに出した時の価格がおよそ30億円。アメリカで最も不動産価格の高い、カーボンビーチという名前で知られるマリブのビーチコミュニティにある。写真左に僅かに見える白い家が、数日前に売りに出されたので明日紹介する。

このビーチコミュニティは、車の往来の激しいパシフィック・コースト・ハイウェイ沿いにあり、一戸当りの土地面積もそれほど大きいわけではない。サーフィンが盛なことで知られる場所だが、ビーチ自体は、他の一般的なアメリカの海岸に比べると痩せてこじんまりとしている。しかしながら、マリブというと、他のどこにもないなような場所に聞こえるのは何故だろう。ザ・ビーチ・ボーイズに代表される60年代の米国西海岸文化の台頭よって特別なステータスを与えられたからかもしれないが、個人的に言えば、80年の幕開けと共に公開された映画『アメリカン・ジゴロ』のテーマ曲「コール・ミー」によって象徴される、金にまみれた資本主義パワーを明るく謳歌しまえる不思議な場所としてのイメージが一番ぴったりする。

ブロンディの大ヒット曲「コール・ミー」、実はジョルジオ・アルマーニ帝国の誕生の産声だったのかもしれない。映画『アメリカン・ジゴロ』は、当時まだ一般には知られていなかったアルマーニが、初めて映画の衣装デザインを手がけた作品。リチャード・ギアがアルマーニの服を見事に着こなしたこの映画がきっかけとなり、その後のアルマーニの破竹の進撃がはじまる。この映画の冒頭のシーン、徹底的に80年代の始めという感じが懐かしいが、今見ても鯔背でカッコいい。「コール・ミー」を聞くと、マリブのパシフィック・コースト・ハイウェイと、黒いメルセデスベンツ450SLを運転する若き日のリチャード・ギアを思い出すおば様方も多いはずだ。景気が悪くなりこれほど資本主義が色褪せて見えたことは無かったのだが、マリブはその輝きを失わないで欲しい。