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Christophe Laudamiel: Design for the Invisible

There are hundreds of fragrances out on the market that bear familiar names like “Dior,” “Calvin Klein,” “Dolce&Gabbana” and so on. But there are only a handful of perfumers who are capable of creating the scents for theses brands. Christoph Laudamiel is one of these elite ‘noses’.

What makes Laudamiel very different from the rest of the elite noses is his broad and futuristic vision for perfumery. Unlike fashion, the world of fragrance is old fashion and formal. Innovative ideas and projects are hardly coming out except from this iconoclastic mind.

The video was taken at MOMA in April.

More information on Christoph Laudamiel @Seedmagazine.com

下克上:高砂香料の野望2

昨日、久しぶりに調香師/パフューマーに関する投稿をした。クリストフ ロダミエル/Christophe Laudamielがニューヨーク近代美術館に於いて、デザインや建築に関わる内容の講演を行った時のビデオだ。これだけこのブログに相応しい内容もそう滅多にはないだろう。

調香師の仕事ということを、デザインという観点から考え語れる調香師は、業界中どこを見回してもロダミエルぐらいしかいないと思う。最近、高砂香料がロダミエルに接近したという話を本人から聞いた。高砂香料は調香師だけでなく、他の人材も積極的に物色中のようだ。

景気が悪くなった時に、最もその煽りを受ける企業が一番注意しなくてはならないのは、企業内で最も有能な人間を他に奪われる事である。「蟻ときりぎりす」というふたつのタイプに分けるとすると、日本企業である高砂香料は典型的な蟻さんである。三大香料会社に比べ、高砂香料は長期的な展望を非常に大切にしてきている。逆に一番きりぎりす的(つまり目先の利益しか考えていない)なのはアメリカの企業であり、この景気の悪さが致命的な結果を招くことも考えられる。

高砂香料が今後のファインフレグランスの衰退を予測しつつ、全く新しいマーケットが形成されていくことを確信した上で人材獲得を計っているのだとすると、高砂香料とフィルメニッヒの激しいトップ争いを見れる日はそう遠くないのかもしれない。

ここでいうパフューマー(調香師)とは

パフューマー(調香師)に関して説明の不十分な点があるようなので、少し補足説明をいたします。

このブログでいうパフューマー(調香師)というのは、ファインフレグランス(いわゆる香水のこと)の調香をする技術者というよりは、デザイナーのような感覚と匠の精神を兼ね備える「香りのアーキテクト」と表現した方が適切でしょう。

この数年でファインフレグランスの世界もフランシス クルクジャン/Francis Kurkdjian、クリストフ ロダミエル/Christophe Laudamielといったクリエーターとして強い自己主張ができる若手調香師の台頭により少しづつ変化しつつあります。彼等のような若手達は、それ以前のパフューマー(調香師)にはなかった、しばしば人気ファッションデザイナーに見受けられるようなスター的な側面を持っています。

このブログで特に焦点を当てているのは、こういったファインフレグランスの世界を今後変えていってくれるであろうパフューマー(調香師)なのです。「調香師が目立って何が悪い」というのは私の口癖ですが、その気持ちはこのブログを立ち上げる目的となったメイド バイ ブログという香水企画プロジェクトにも反映されているわけです。

残念ながら現在の日本のファインフレグランス界には世界をリードできるだけの経験と力が全くありませんので、私が以前に述べたような世界的な日本人の調香師の出現というのも欧米のマーケットでの活躍が鍵となってくるはずです。これは半世紀前の日本のファッションの世界と少し似ているかもしれません。

ファインフレグランス界の高田賢三/Kenzo、三宅一生/Issey Miyakeの出現を楽しみにしながらこのブログを続けています。

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2年程前に、クリストフ ロダミエル/Christophe Laudamielの大きな記事がニューヨーク・タイムズに掲載されました。ここにあるクリストフの写真が日曜版雑誌のページ全面に掲載される扱いだったと言えば、パフューマー(調香師)という仕事がかなり世間に知られてきていることがお分かり頂けるでしょう。この記事が掲載される数ヶ月前にクリストフの事をブログに書きましたので、それも是非御覧ください。

Ambroxan と Ambrox その2

先週、AmbroxanとAmbroxについて話しましたが、その二つの香料の違いについて、パフューマー(調香師)クリストフ ロダミエル/Christophe Laudamielが説明してくれた内容をまとめてみましょう。

ここに、C16H28Oという同じ分子式を持ちながら、構造が異なる二つの分子があるとします。ひとつをDと呼び、残りの一方をLと呼ぶことにしましょう。DとLはともに香料分子であり、似たような匂いを持っているものと思われます(筆者は、Dの匂いを単独で嗅いだことがなく、クリストフはその点について触れませんでした)。クリストフ ロダミエルだけでなく、おそらく多くのパフューマー(調香師)は、Lの方が香料分子としての優れていると言うことでしょう。更に付け加えると、C16H28Oという分子式を持った異性体/isomer(分子式は同一だが構造が異なる分子、またはそのような分子からなる化合物を異性体)は他にもいくつかありますが(筆者がググッてみたところ17個出てきました)、香料として重要なのはこのDとLのようです。

すでに想像が付いた方もいらっしゃるかと思いますが、つまりこのDとLの違いが、AmbroxanとAmbroxの違いに関係してくるわけです。Ambroxanはその99%がLという分子で出来上がっているのに対し、Ambroxはその25%づつをDとLで分け合い、残りの50%は他の異性体/isomerで占められているそうです。先週も述べましたが、AmbroxanとAmbroxは非常に似通った香りを持ち、多分普通の人には区別がつかないのではないかと思われますが、正直なところその内容の違いには驚かされました。私が、DとLが似たような匂いを持っているのだろうと推測したのも、このようなことからです。

Ambroxanのストレートで強烈な印象というのは、その純度の高さから来るのだと思います。個人的には、Ambroxのどことなく「曇ったような」曖昧な部分がむしろ好きなのだという事をクリストフ ロダミエルに言ったところ、”make sense(それだったら、納得できる)”という答えが返ってきました。ジャック キャバリエ/Jacques Cavallierも同じような理由からAmbroxの方を好んでいるのではないでしょうか。

*補足*
AmbroxanとAmbroxの他に、Cetaloxというフィルメニッヒ/Firmenichの香料があるので触れておきましょう。クリストフ ロダミエルが以下のような二種類のCetaloxを教えてくれました。
Cetalox:およそ96%がDとLで占められている香料化合物。
L-Cetalox:99%がLの高純度の香料。Ambroxanと全く同じもののようですが、使われているL分子の製造法が違います。Cetaloxに使われているL分子は最初から最後まで完全に人工のプロセスで製造されているのに対し、Ambroxanで使われているL分子は、植物から抽出された香料を使って製造されるそうです。クリストフ ロダミエルによるとAmbroxanとL-Cetaloxが多少違う香りがするのは、残りの1%不純な部分の違いだそうですが、これは我々の鼻にはとても感じ取れるようなものではないのでしょう。

AMBROX (a registered trademark of Firmenich in International Class 3, 1979)
AMBROXAN (a registered trademark of Kao Corporation in International Class 1, 2007 – abandoned by by Henkel in 1984)
CETALOX (a registered trademark of Firmenich in International Class 1 and 3, separate filing in 1994 and 2006)

Ambroxan と Ambrox

(前回の続きは、次回にさせて頂きます。)

現在花王株式会社が買収した化学会社が製造をしているAmbroxanという、非常に高価ながら人気の高い合成香料と、フィルメニッヒ/Firmenichの製造するAmbrox (Ambrox DL)という、名前だけでなく香りもAmbroxanと非常に似た香料があります。素人の鼻には多分このふたつの香料の区別はつかないでしょうが、幾人かのパフューマー(調香師)に意見を聞いてみたところ、皆口を揃えてAmbroxanの方が遥かに優れているという答えが返ってきました。しかしながら、Ambroxがあのジャック キャバリエ/Jacques Cavallierの大のお気に入りの香料であり、彼の作品に頻繁に使われるという事を聞いているものですから、Ambroxanの方が優れているのだという他のパフューマー(調香師)達の意見を鵜呑みにしてしまう前に、一度自分の鼻で比較してみることにしました。

比べた結果、ふたつは非常に似た香りなのですが、全く逆の印象を受けるというのが私の感想です。Ambroxanというのは、非常にパワフルでクリーンな香りなのですが、どこか品に欠けてチープな感じが残るのが気になって仕方がありません。それに対しAmbroxは、他のフィルメニッヒ製の香料にしばしば見られる、エレガントで格調の高い印象がどこからとなく漂います。普段は難しい化学の話には一切興味が無いのですが、こうなってくるとはっきりとした違いを知らずにはおられませんので、パフューマー(調香師)達の中でも特に化学に強いクリストフ ロダミエル/Christophe Laudamielに説明をしてもらうことにしました。

続く。。。

Vogue(ロシア版)/ 注目の若手香水調香師達

Vogue Russia

I don’t know what is written there, but a recent article in Vogue Russia about young perfumers seems to prove that fragrance consumers in Russia are serious enough to care about the creators of the scents hidden behind those fancy bottles.

There is another thing that caught my eyes in the article. I’m not sure if sharing Eurasia right next to many Asian countries has given them a different perspective in perfumery, but I find the article pretty cool to include two (one and a half to be precise) Asian perfumers.

I’ve never seen so many perfumers, especially the young ones, featured in an article on a major magazine and want to congratulate Vogue Russia, ヴォーグ ロシア 万歳!

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この数年間、使命感のような気持ちを持って半ば無意識に行ってきている事は、若手の香水調香師の存在をアピールすること。まだ日本では知られていませんが、欧米では若手スターとして注目されている調香師クリストフ・ロダミエル(Christophe Laudamiel)も、私のプロジェクトに関わったことが、キャリアの上で大きな転機となったということをいつも語ってくれるのは嬉しいことです。

今回ヴォーグ ロシア版最新号では、今後注目すべき若手香水調香師の特集にあたり、それに相応しい調香師を選ぶことと彼等達との連絡を取り持つことを手伝わせて頂きました。そもそもこのブログを始めるきっかけとなったメイドバイブログ プロジェクトに参加してくれた、クレモン・ギャバリー(Clement Gavarry)とロホン・ルゲルネック(Laurent Le Guernec)は勿論のこと、何と言っても嬉しいのは、ロク・ドング(Loc Dong)とセシール・クラコワ(Cecile Krakower/セシールはハーフ)という二人のアジア系の香水調香師を紹介できたことです。

このような記事で、日本人の香水調香師が取り上げられるようになるのも、もうすぐの事ではないでしょうか。楽しみです。

Perfumers(調香師の仲間達)

私の様々なプロジェクトに参画してくれた香水調香師達(ファインフレグランス パフューマー)の中で、特にお気に入りの6人の調香師達それぞれについて、個人的な感想を求められたことがありました。今日ちょうど2年振りにその記事を目にしたので、改めて読み返してみたところ、割と的を射たことを言っているなと、ひとりで笑ってしまいました。英語ですが、辞書を使ったりオンラインの機械翻訳を使って読んでみてください。世界を舞台にして香水を作っていきたいという方。。。これからまだ暫くは、本場の香水業界の仕事に関わる為には、英語とフランス語が中心に物事が進んでいく環境に身を投じなければならない、という事は覚悟しておいた方が良いでしょう。

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Exactly two years ago, I was asked by someone to describe each perfumer I had worked with. Have my views changed in two years? Not really.

ソフィア・グロスマン/Sophia Grojsman – There are so many things that I want to say about her. The article on Sophia in the popular perfume blog Bois de Jasmin describes the perfumer very well. In short, Sophia is a very warm person, a dynamo, and an absolute genius!

アルベルト・モリヤス/Alberto Morillas – Had I only known his creations on the market, I wouldn’t have asked him to create scents for me. I was simply drawn into his personal creations and ideas that didn’t end up on the market. What makes him unique is having a very strong style of his own and being versatile at the same time. He is wild at heart, fun to be with, workerholic, and he really loves women. I think we have a perfect recipe to be a great perfumer here.

クリストフ・ロダミエル/Christophe Laudamiel – 4 years ago (so, it’s 6 years ago.), when I first heard about a young talented perfumer with “a red Mohican,” I knew he was meant for my projects. There is a charismatic woman like Sophia in the industry, but most others look too conservative and uptight. After all it’s a luxury business, and I want to see more colorful guys like Christophe in the industry. However, that’s not the most important thing about him. The most striking thing about Christophe is his extremely innovative ideas – he is a scientist and an artist at the same time.

アニック・メナルド/Annick Menardo – As Luca Turin believes, this is another genius. She is extremely intelligent, but a bit difficult. I am madly in love with her creations, especially the one that didn’t end up on the maket called “MADONNE.” I don’t understand why no one has taken it.

ティエリー・ワッサー/Thierry Wasser – An international man of mystery… a great guy with so much talent, but so elusive to the point it’s too difficult to describe him. He is handsome and stylish, but that has nothing to do with his talent. I worked with Thierry most frequently since he understood my ideas very quickly. He is a very artistic person himself in a way classical musicians are. His powerful perfumery balanced very well with the style of my art.

ロク・ドング/Loc Dong – Loc is another ‘different kind’ among the young perfumers today. He is ambitious [good], doesn’t think he is an artist [interesting], Asian [Yes!], and might be a genius [we’ll see]. Loc still doesn’t have many solo creation under his belt, but his unique style is getting a lot of attention in the industry. I would say he will be the first Asian perfumer to be as prominent as Cavallier and Morillas in the future.

I was also asked to assign each perfumer a single perfume note that I felt best represented their personalities. I thought it was kind of a boring question and decided to give each perfumer a theme or a mission.

ソフィア・グロスマン/Sophia Grosjman: Essence of women, or Mother

アルベルト・モリヤス/Alberto Morillas: Scent for an elegant and wealthy European woman who spends time in New York City during the weekends

クリストフ・ロダミエル/Christophe Laudamiel: A Night at the Opera

アニック・メナルド/Annick Menardo: The Virgin

ティエリー・ワッサー/Thierry Wasser: He would be perfect to revamp a brand like Guerlain. (I first said this more than five years ago.)

ロク・ドング/Loc Dong: n/a (I didn’t assign him a theme since I was working on a project with him at that time.)

(By the way, LVMH/Guerlain will announce their new perfumer early next month.)

Is perfumery art?

I noticed that I haven’t posted about perfume for a while. I spent most of the time thinking about a new project related to perfumers and perfumery this week and felt comfortable posting something related.

Last weekend my two sons had an annual play date with Les Christophs (Christophe Laudamiel and Christoph Hornetz) at home, and I had an opportunity to speak with perfumer Christophe Laudamiel on various subjects including art and design. Laudamiel is one of the few perfumers (if not only) who is trying to think perfumery outside the realm of commercial perfumery or a mere scent making. The most interesting discussion with him was on the possibility for the perfumery to be recognized as art.

Perfumery is not art in today’s context. For example, we cannot speak about perfumery as we speak about contemporary art. Perfumery is still like 18th or 19th century art. As Laudamiel pointed out to me, I too believe that finding the answer to this issue will ultimately take the commercial perfumery to the next level.

I also found an interesting article by chance addressing a similar issue. Here is the link where you can download the article.

what’s up?

It seems not much is happening lately, but both Clement and Laurent are working hard for Marina’s and Katie’s next rounds. Actually, Laurent and Katie had a phone conversation recently, and Katie’s post on the conversation will be up soon.

In the meanwhile I am going to willfully invade this blog to write about my new ideas…

#1
As some of you may know, I sell perfumes called S-Perfume, S-ex and so on. Perfumer Christophe Laudamiel is the author of S-Perfume (he remixed Alberto Morillas’s original scent) and S-ex. Christophe is always willing to show his formulas if his clients are OK with it. But of course… no company will want to talk about their secret formula, and he hasn’t been able to do it. So, maybe we should at least make it happen with S-Perfume and S-ex. The formula will be written all over the bottle, I like this idea visually.

#2
There are raw materials which will be banned by future regulations (don’t think they are only synthetics). These materials are the endangered species, and some are critical for creating certain notes. I’d like to make a list of seven most critical and fatal raw materials and called them The Seven Deadly Scents. They will also be available in precious packaging and be accompanied with a list of well known perfumes which include these materials. Maybe this is a bad idea…

#3
There is a company selling Iso E Super (by IFF) as a perfume. OK, that’s unusual. But there are more interestingly smelling molecules, like Galaxolide or Muscenone for instance. How about making some of these molecules available in safe level of alcohol solutions. To make this more interesting, I would ask perfumers like Sophia Grojsman or Dominique Ropion to choose one molecule and one natural to create a “super short formula.” The composition will be so simple that the perfumer wouldn’t mind sharing the formula. Now, I think this is a good idea. [by Nobi]

クリストフ君、おめでとう!

数年前、パトリック・ジュースキントの小説「香水 – ある人殺しの物語」の映画化が発表された時、香水を手掛けている大手化粧品会社は、こぞって映画に便乗した新しい香水の企画話を映画製作陣に持ち掛けたが、どの企画もトム・ティクヴァ監督ににべもなく断られた。

ところがつい先頃、ティクヴァ監督の出身地ドイツにて、映画「パフューム – ある人殺しの物語」が先行公開されると、ティエリー・ミュグレー/ル・パルファム・コフレなる、豪華な香水のセットが映画と合わせて発表された。このコフレの登場は、欧米の香水ファン間で大きな話題を呼ぶと同時に、クリストフ・ロダミエル/Christophe LaudamielというIFF社の(米国最大の香料会社)若手調香師の存在を一躍世に知らしめた。というのも実はこのコフレが、ティエリー ミュグレー パルファムスの発案によって誕生したのものではなく、クリストフ・ロダミエルがパトリック・ジュースキントの小説に取り憑かれる様にして、6年の間にこつこつと創ってきた香りのコレクションだったからだ。つまりこの映画が作られたおかげで、ロダミエル作の「香水 – ある人殺しの物語」のストーリにまつわる香り達が、まさに期を熟して日の目を見るかたちなったわけだ。

ジュースキントの小説の映画化が発表されると、クリストフ・ロダミエルは、真っ先にティエリー・ミュグレー パルファムスの社長、ヴェラ・ストゥルビ女史と会うことにした。時流やマーケティング ストラテジーに決して惑わされることなく、革新的な傑作を創ることで世界的に評価の高いストゥルビ女史は、ロダミエルの抱えてきたいくつもの香りを全て嗅ぎ終わると、即座に彼のアイデアを具体化することに全面的な協力をすること決めた。ミュグレー社のバックアップを取り付けたロダミエルは、彼の恋人であるドイツ人のクリストフ・ホーネッツの助けを得て、トム・ティクヴァ監督に香水の企画をドイツ語でプレゼンしたところ、今まで全ての映画関連商品の企画を断ってきたティクヴァ監督から、賞賛を受けるという幸運に恵まれて、この企画が実現することになった。

僕が初めてロダミエルと出会ったのは、3、4年前のことになるが、当時彼が夜遅くまでIFFの研究室に籠って、自分個人のプロジェクトに没頭していた頃のことを思い出す。海のものとも山のものともつかない様々なアイデアを、何時間にも渡り熱っぽく語ってくれたが、その中の一つがこうして作品として世に発表されるのを見るのは、友人として誇らしい気持ちだ。