Scent - Page 2

Frédéric Malle: Perfume Publisher

 

via nowness.com | Photo © Geordie Wood
 

Scent Critic Chandler Burr on the Revolutionary Ideology of the Fragrance Pioneer

Photographer Geordie Wood captures celebrated perfumer Frédéric Malle evaluating ingredients in his lab at the International Fragrance and Flavors headquarters in New York. Ahead of their conversation on the art of perfume making, the olfactory critic Chandler Burr introduces Malle’s mastery of the craft.
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11 Years

via Shaping Room | Photo by Hajime Watanabe
 
 
今日は、初代エスパフュームが誕生してから11年。(イメージをクリックすると11年前のサイトへ...)

Today marks the 11th anniversary since the first S-Perfume® was launched in 2000 (eleven in Japanese implies ‘samurai’ and is my favorite number). Forgive this rather personal post, but I wanted to share the first S-Perfume website with our readers. Click the image!

嗅覚は芸術になりうるか ー 否

一昨日、久しぶりにチャンドラー・バールからのメッセージが留守録に残っていた。
面倒なので放っておいたら、翌朝メールがふたつ。案の定、頼み事だ。

そんなことがあって、香水や調香師に関する投稿を随分としていなぁと思ったので、ちょっとだけ...

チャンドラー・バールといえば、ルカ・トゥリンを有名にした「匂いの帝王」を出版後、昨年までニューヨークタイムズの香水評論家として定期的に香水や業界に関する記事を書いてきた。
世界で初めての香水評論家になるという話が決まった時も、『実は話しておきたい事があるけど...』といって電話がかかってきたのを覚えている。
香水評論家なんて世の中は必要としていないよぉなんてことも言えないし、『いいじゃないの!』ぐらいの白々しいことしか言わなかったように記憶している。
評論家先生の仕事は数年続いたらいい方だろうと思っていたら、昨年末コロンバスサークルにあるアートとデザインの美術館に新設された世界で初めての嗅覚芸術センターのディレクターに就任した。上手な転身だ。

嗅覚が芸術として成り立つか? 答えは『否』。今度の新しい肩書きは、十年も持てば大成功と言えるだろう。そうは言いつつも、友達として一肌脱ごうじゃないかという気持ちではいる。

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このブログの香水に関する投稿を御覧になる方で、Perfumery Hiro(パフューマリーヒロ)という香水の情報サイトをご存知の方もいっらしゃるかと思う。この Perfumery Hiroサイトのタイトルにも唱ってあるように、かなりマニアックな情報が多いのに驚かされる。香水文化がなかなか育たない日本において、このようなサイトがあるということは嬉しい限りだ。実は、最近ひょんなことから Perfumery Hiroサイトにおいて、知り合いの調香師の名前が実際と違うサウンドの仮名表記になっていることに気が付いて連絡を差し上げようと思ったところ、フォームメールがすぐに見つけられなかったので(最近老眼の進行が著しく、細かいものを探す忍耐力に乏しい)、失礼は承知の上で当ブログに於いてリンク付きで訂正し、トラックバックによって気が付いていただけることを期待申し上げた。幸いお気付きになり、訂正までして頂けたことに大感謝! 

僭越な行為であることは承知の上、敢えてこのようにリンク/トラックバックまでして、メッセージを送ることを試みた理由を簡単に申し上げると、日本において今までに知られていない海外の人名が仮名に置き換えられる場合は、すでにカタカナになっている同じスペリングの名前と照らし合わせた推測の結果がメディアに登場することが多い。実際に本国でどのように呼ばれているかを、日本人の耳で聞いた上でカタカナに置き換えるなどということは甚だ困難である。今回の例となった調香師 Bruno Jovanovicも、確かに日本では、ブルーノ・ヨヴァノヴィッチとなるのが普通のような気がしなくもない。しかし、これから日本でも少しづつ名前が知られてくる調香師なので、できるだけ本当のサウンドに近いものが定着していって欲しいということで、今回は Perfumery Hiroさんの御協力を頂けたことを大変に有り難く思う次第である。調香師ブルーノ・ジョヴァノヴィックは、両親がユーゴスラビアからフランスに移住後にパリで生まれた。多分両親は、祖国で「ヨヴァノヴィッチ」と呼ばれていたのだろう。ブルーノは、パリのゲットーでジョヴァノヴィックとして育ち、現在住んでいるニューヨークでもジョヴァノヴィックと呼ばれている。

アメリカの女優スカーレット・ヨハンソンですら、本当のサウンドの『ジョハンスン』でなく、今までそう呼ばれたことのないヨハンソンというサウンドになってしまうという不思議な日本だから、誰の名前であろうと外国人の名前は日本流の呼び方で良いのだと思われる方もいるかもしれないが、名前が正しい漢字で表記されなかったり、正しい読み方をされないとと怒る方が多いことからもわかるように、本来我々日本人は名前に関して非常にセンシティブなはずだ。そのようなことから、まだこれから日本での呼び方が定着していくという段階の外国人の名前に関しては、特に注意を払っていくようにしたいと思っている。折角の機会なので、本来のサウンドからかなり懸け離れたカタカナ表記が定着してしまった「運の悪い」調香師を二名挙げてみる。

Laurent Bruyere = ローラン ブリュイエール(本来の音に近いのは、ロホン ブイエー)
Francis Kurkdjian = フランシス クルクジャン(本来の音に近いのは、フホンシス キヨージョン)

スペリングが Francis となっている名前を英語式のフランシスではなく、フホンシスというようにフランス語の発音に最も近いサウンドにカタカナにした前例は無いから、そこまでの無理をする必要もないだろうが、フランス人の口から『ロホン』と聞こえてくるものがローランとなってしまうのには、あまりに英語風で抵抗がある。名前の呼び方というのは、実に難しいものだ。

最後に余談になるが、この Perfumery Hiroを運営されているのは、懐かしのアメ横で香水のお店を経営されている方のようだ。今度日本へ行く機会がある折は、卒業して以来四半世紀の間一度も訪れたことがなかった母校東京芸大を覗いてみて、その足でアメ横へ行ってみることにしたい。