最近はこのブログの読者の中にも、これから大学や専門学校に進もうという若い方がいらっしゃるようなので、今回はパフューマー(調香師)になるのにはどのような進路があるかを考えてみましょう。

先ずこのリンク( http://www.airspencer.com/essay.html )を御覧ください。で述べられている「化学系か薬学系の大学を卒業していること」というのは正攻法です。日本の企業に入社を希望する場合は、特に強くお勧めします。語学に自信があり資金も何とかなるという場合は、で述べられているイジプカ/ISIPCA (Institut Supérieur International du Parfum, de la Cosmétique et de l’Aromatique Alimentaire) に入学するのが最良の方法でしょう。最近はイジプカの入学競争率が高いようですが、世界を舞台に活躍したいという場合の手堅い進路であることを考えると当然の事でしょう。

ひとつ知っておいて頂きたいのは、仮にイジプカを卒業できても、ジボダン/Givaudan、フィルメニッヒ/Firmenich、IFF/International Flavors and Fragrancesに最初からパフューマー(調香師)として入社できる事はまずあり得ないという点です。これらトップの香料会社で調香師として働く為には、更に香料会社専属のパフューマリースクール(フィルメニッヒは学校を持たないので、ベテランの調香師について研修という形になる)に於いて、更に1年から2年の勉強を続けなくては使いものになりません。更に厳しい点は、これらの香料会社に入る場合、いわゆる求人広告などから採用されるケースがほとんどない為、ネットワーキングと情報収集に長けている事が重要になってきます。

ジボダン、フィルメニッヒ、IFFのパフューマー(調香師)になるという事は、調香の世界のトッププレーヤーになる事に他なりません。野球で言えば大リーグの選手になるようなものなのです。頑張ってみてください。