ティエリー・ワッサーと初めて会ったのは、ブルックリン、DUMBOにあった僕の彫刻スタジオだった。

知り合ったばかりの頃、今の妻が二度目にスタジオを訪れた際に、彼を連れてきた。

「調香師」というこの特異な職業の決定的なイメージが、そのとき僕の中にできあがったのは確かだ。四半世紀のあいだに調香師という存在の像は変わったが、その後、彼ほどいなせで面白い調香師に出会ったことはない。

数週間前、パリ8区にある彼の馴染みのレストランで一緒に夕食をとった。そこはレストランというより、彼のダイニングルームかキッチンの延長のような場所だった。

席に着くなり、僕は最後に会ったのがいつだったか覚えているかと聞いた。

「たぶん15年前かな」

彼はそう答えた。

僕は、ほとんど四半世紀前だと伝えた。正確には22年前だ。

あの頃は、二人ともまだ白髪などなかった。今では彼のこめかみにも少し白いものが見え、僕のほうはといえば、それよりだいぶ多い。

けれど、それ以外は、まるで数ヶ月前に「じゃ、また。」と言って別れ、そのまま会話を再開しただけのようだった。

本質的には、何ひとつ変わっていなかった。

彼は政治の話をし、僕は息子が好きでほとんど毎月のように出掛けていくテキサスの話をした。家族がいるので、ティエリーも毎年テキサスへ行くらしいが、ゆくゆくは一年をテキサスとパリで半々に過ごしたいと言っていた。

何より印象的だったのは、香水の話をほとんどしなかったことだ。

僕が口にしたのは、彼が今の仕事を心から楽しんでいるように見える、というひと言だけだった。

今の妻と僕がマンハッタンのウエストチェルシーに住んでいた頃、彼はアッパーウエストサイドに住んでいた。彼はよくダウンタウンまで僕たちに会いに来てくれて、その夜の時間にはいつも同じ心地よさが流れていた。

その感覚もまた、何ひとつ変わっていない。

彼は今も、まったく同じ男だ。

あまりに変わらないものだから、一瞬、最後にマンハッタンで会って以来、彼のキャリアがどれほど大きく発展したかを忘れそうになるほどだった。

本当の友人とは、非常に長い時間を空けてしか会わないものだということを思い出した。

彼はその一人だ。

 

Written by:

A sculptor living in New York and Paris

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